閉幕まで残りわずかとなった大阪・関西万博で、大阪府市などによる大阪ヘルスケアパビリオンでスタッフユニホームを返却する際、回収時にはさみなどで切った上で返却するよう指示がありスタッフの間で悲しみが広がっていたことを受け、同館は「アテンダントの心情に思いがいたっていなかった」などとして、はさみで切っての回収を取りやめたことを明らかにした。

同館はホームページ上で回収方法の変更を発表。はさみを入れるよう指示した理由について「転売を防止し、リサイクルを確実に行うために取り入れた」と説明。その上で「しかしながらアテンダントの心情に思いがいたっていなかったと反省し、回収についてははさみを入れることを取りやめる」とした。

同館のユニホーム回収を巡っては、スタッフから「一生懸命活動して思い出がいっぱいあるユニホームなのにつらすぎる」などと悲しみや驚きの声が上がっていた。大阪府の吉村洋文知事も11日、自身のX（旧ツイッター）で「このやり方はおかしいと思う。ユニホームにはたくさんの思い出も詰まっている」と書き込んでいた。

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