TOKIOの国分太一（50）がコンプライアンス違反を理由に無期限活動休止を発表した20日、関係各所は対応に追われた。詳細が不明なため各社は慎重になりつつも、早々に事態を把握し降板を決めた日本テレビ系「ザ！鉄腕！DASH！！」に続く形で、BS10は番組の放送中止を決め、CMも1本が差し止められるなど〝降板ドミノ〟は免れない状況。関係者は「全て降板となると違約金は40、50億円以上」と厳しい見方を示した。

人気アイドルのコンプラ問題で、テレビ局やCM契約を結ぶ企業は大混乱だ。

日本テレビは20日、国分の問題行為を確認したとして、レギュラー出演する「ザ！鉄腕！DASH！！」（日曜後7・0）の降板を決定。

これを受け、JFN系のラジオ「国分太一　Radio Box」（金曜後9・0）は同日分から放送休止を発表。ジャパネットホールディングスはグループ会社、BS10の番組「国分太一のTHE CRAFTSMEN」（金曜後10・0）の放送中止と、通信販売会社・ジャパネットたかたのCMの差し止めを発表した。

テレビ東京は7月9日に放送される特番「テレ東音楽祭2025～夏～」（後5・30）のMC降板を決定。国分が手料理に励む姿が好評だった番組「男子ごはん」（日曜前11・0）は22日放送分を別番組に差し替える。

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国分のレギュラー番組は、TOKIOとして出演するものも含め6本、CMは4本ある。

芸能関係者は「テレビは出演料の発生くらいなので番組の差し替えで賠償金は膨らまないが、CMは本人に落ち度があると契約金や制作費を含めて賠償する契約がほとんど」と説明し、「TOKIOで出演するCMは他のメンバーの出演分を流して上手にやると思うが、全て払うとなれば違約金は40、50億円以上になる」と推測。〝罪〟の代償は計り知れない。

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