韓国大統領選挙は３日、午後８時に投票が締め切られ、開票作業が行われた。左派系最大野党「共に民主党」の 李在明イジェミョン 前代表（６０）が、保守系与党「国民の力」の 金文洙キムムンス 前雇用労働相（７３）、保守系野党「改革新党」の 李俊錫イジュンソク 議員（４０）らを破った。３年ぶりに保守から左派に政権が交代することになる。選挙の経過をまとめた。

李在明氏が未明に勝利宣言「大統領の責任を決して忘れない」

　「共に民主党」の李氏は４日未明にソウルの国会議事堂近くで支持者らを前に勝利宣言。分断が深まった社会の「統合に努力する大統領の責任を決して忘れない」（詳しくは こちら ）

李在明氏が当選確実、複数の地元メディアが報じる

　聯合ニュースなど複数の韓国メディアは、「共に民主党」の李氏が当選を確実にしたと一斉に報じた。投票率は暫定値で７９・４％。（詳しくは こちら ）

地元テレビ局、李在明氏の優勢を伝える

　ＫＢＳ、ＭＢＣ、ＳＢＳの３放送局の合同の出口調査では、李氏が他候補を１０ポイント以上引き離して有利な情勢。（詳しくは こちら ）

就任式は４日に韓国国会で、通常選挙との違い

　今回は任期満了に伴う大統領選ではなく、昨年暮れに戒厳令を宣布した尹氏の罷免に伴う補欠選挙にあたる。通常であれば約２か月間要する引き継ぎ期間を経ず、選挙結果が確定し次第、次期大統領の任期が始まる。就任式は４日に韓国国会で行われる予定だ。

「対日論争」は低調、最大の争点は戒厳令の評価

　過去の大統領選で注目されていた主要候補の対日政策の違いが、今回は低調だ。その背景には「トランプ関税」や「日本ブーム」がある。（詳しくは こちら ）

２大政党の違い、次期大統領が与える影響

　韓国の２大政党は、外交安保・内政面で政策が大きく異なるため、韓国大統領選の結果は、今後の日韓関係や朝鮮半島・東アジア情勢に大きな影響を与える。（詳しくは こちら ）

投票前の世論調査では李氏が大きくリード

　韓国ギャラップが５月２３日に発表した世論調査の支持率では、李在明氏が４５％でトップ。（詳しくは こちら ）

https://www.yomiuri.co.jp/world/20250603-OYT1T50183/