（ブルームバーグ）： 太陽の表面で起きる爆発現象「太陽フレア」が観測されており、今週末に世界各地で送電網やナビゲーションシステム、高周波などに影響が及ぶ可能性がある。

米宇宙天気予報センター（ＳＷＰＣ）は、2005年１月以来となる「Ｇ４」の磁気嵐警報を発令した。これは磁気嵐の強さを表す５段階のレベルのうち上から２番目。10日遅くから12日にかけて、５回の太陽フレアによって放出された物質が地球に到達すると予想されている。

「このレベルの警報は極めてまれだ」とＳＷＰＣは説明した。

地球の磁場により人体への影響は回避できるが、送電網やパイプラインなどに混乱が生じる可能性がある。2003年10月には最大レベル「Ｇ５」の磁気嵐が発生し、スウェーデンで停電となったほか、南アフリカでは変圧器が損傷した。
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（出典 uchubiz.com）