仙台市議会２月定例会は１９日、本会議を開き、代表質疑を続けた。市は２０２４年夏に本体工事を始める市役所新庁舎で、外部からのミサイル攻撃などによる爆発から職員や市民を守るため、補強した窓ガラスを設置する方針を示した。

　永渕智大財政局長は窓ガラスの強度を問われ、「市民が多く訪れる１、２階は強化ガラスを用いる。３～１５階は飛散防止フィルムを貼り、けがなどの被害を最小限にする」と答弁した。

　市は市内１９５カ所の指定避難所で、防災訓練の実施率が２２年度、５４・４％にとどまったと明らかにした。１８年度は８１・３％だったが、新型コロナウイルスの感染が広がった２０年度に２２・１％まで落ち込み、直近の実施率もコロナ前の水準に戻っていない。

　木村洋二危機管理局長は「これまで培った防災力を将来に引き継ぐため、地域や学校が訓練に取り組めるよう工夫する」と述べた。

　花木則彰（共産党市議団）菊地崇良（せんだい自民・参政の会）樋口典子（立憲民主党仙台）仁平覚子（仙台維新）の４氏が質問した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb65ddfb178d525484b7258a81f365115b6314bc