仙台市立のほとんどの小学校で１７日、卒業式があった。新型コロナウイルス下で学校生活を過ごした児童の多くはマスクを外し、晴れやかな表情で新たな一歩を踏み出した。

■西多賀小、88人が巣立つ

　仙台市太白区の西多賀小（児童４８９人）は６年生８８人が学びやを巣立った。板垣和幸校長は一人一人に卒業証書を手渡し、「人とのつながりが心を満たす。これからも家族や友人を大切にしてほしい」と送り出した。

　卒業生は修学旅行や陸上記録会といった６年間の思い出を振り返り、合唱曲「旅立ちの日に」など３曲を披露。「元気がない時に励ましてくれた」「野球の習い事の送り迎えをしてくれた」と、式を見守った保護者に感謝の言葉を贈った。

　小池直輝君（１２）は「普段はマスクで友だちの表情があまり分からなかったけど、今日はみんなの笑顔が見られてよかった」と声を弾ませた。

　１７日は１１７校で卒業式があり、上愛子小（青葉区）は２０日に実施する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0fa366caaf292d353e820ad317e13e73267b9ee4