◆プロボクシング　▽ＷＢＡ、ＩＢＦ世界ミドル級（７２・５キロ以下）王座統一戦１２回戦　ＷＢＡスーパー王者・村田諒太―ＩＢＦ王者ゲンナジー・ゴロフキン（４月９日、さいたまスーパーアリーナ）

　ＷＢＡ世界ミドル級スーパー王者・村田諒太（帝拳）と、ＩＢＦ王者ゲンナジー・ゴロフキン（カザフスタン）の王座統一戦は、ゴロフキンが９回ＴＫＯで勝利した。

　３年５か月ぶりの統一王者復帰となったゴロフキン。試合後には、死闘を繰り広げた村田に自身のガウンを手渡＊ぎらいの意を示した。試合後、帝拳ジムの本田明彦会長は「ゴロフキンもいいやつだから。（来日から）１０日間一緒にいて、嫌になっちゃったよ。いい奴だから」と、冗談も交えながら笑顔でチャンピオンの人柄に言及。同会長は「プロモーターとして、２人に感謝です」とたたえた。

　ゴロフキンは試合が終わった会見後、本田会長に自身のサインを入れたグラブを手渡した。ＴＫＯ負けした村田についても「村田選手が無事で、健康でいて欲しいと思う。相当ハードな試合だったので。お互いだが、この試合のダメージを引きずらないよう、回復を早めてほしいと思う」と語っていた。
https://hochi.news/articles/20220410-OHT1T51007.html